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お茶の栽培について・・・

お茶の樹は、育苗・定植の段階を経て、通常4年位でお茶の葉を摘むことができるようになります。

1.育苗
挿し木お茶は、通常挿し木で繁殖します。

2.定植
定植の適期は通常3月ですが、寒冷地では寒害の影響を考慮して、4月に入ってから行う場合もあります。(ある程度根が張るまでは、地温が下がらない方が良いため)
苗木は、2年生苗を用いる場合が多いですが、土壌や気象条件の悪い場所では、仮植えした3〜4年生苗を用いる場合があります。

3.幼木仕立て
剪定剪定により主幹の徒長(とちょう)*1を抑え、側枝(そくし)の成長を促し、早期に均一な適採面の拡大をはかり、生産性を高めることを目的に行います。生育に応じて剪定強度を変え、分枝数を調節して、株張りが大きくなるようにします。

仕立て方は、苗の樹齢や定植方法によって異なります。

4.適採(茶摘)
適採4年目になると分枝数が多くなり、株張りも畝幅の60〜80%に達します。樹形形成を配慮した剪定の仕立てになります。二番茶以降は鋏で適採できるようになります。

*1 徒長(とちょう) ・・・ 日光不足、水分過多、栄養不足、栄養過多が原因で起こる植物の状態のこと

参考資料) 静岡県茶商工業協同組合資料
        NPO法人 日本インストラクター協会資料